嬉しいお話をいただきました。
「桜櫓館」(クリックして詳細)にて12月に人形の展示をすることになりました。
能代の方と大舘で制作している人8名での合同展だそうです。
桜櫓館とは、珍しい建築技術を用いた武家屋敷で、解体されそうになったところ大館市が資金難で買い取れず、個人の方が買取り所有、管理していらっしゃる有形文化財です。
先日、早速旦那と見学へ行ってきました♪
ところで、千葉にも有形文化財である
「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」がありましたが、市が管理しているのでこの中は写真撮影は出来ません。人形の撮影などは
市の許可が必要なのだそうで、こちらの美しい旧神谷伝兵衛亭ではそのような撮影に使われたことはないと聞きました。
ということは、あのおじちゃん(お庭を一生懸命手入れしていた所有者の成田さん)のがんばりで、このような展示ができるということです。
おじちゃん偉い! しばしお庭でお話しましたが、お金をかき集めて桜櫓館を買い取ったそうです。お庭の手入れの苦労など、いろいろとご苦労もありそうです。
そのような意味でもこのような伝統的な古民家の中で展示ができるお話は本当にありがたいですし、大竹先生に習っていた頃からの理想でしたので、ひとつ夢が叶いそうです。嬉しいです…!

小さな写真でよくわからないかと思いますので、想像力で補っていただければ…。
ひのきの一枚板で作られた廊下です。床板が本当に大きくて、この木がどんな木だったのか…想像するとすごいです。

一階は広い座敷になっており、えんじゅの木の柱がありました。魔よけになるそうです。

展望台があり、そこへ上る階段がとにかく狭い。見本として旦那に立ってもらいました。ちょっと気持ち悪い感じですが(汗)

玄関の奥側のお庭。管理している成田さんはこの古民家に住みつつ、毎日休まずに掃除や庭をして管理していらっしゃいます。
雪深い地域ですから、建物は住んでいないとすぐに悪くなります。
おじちゃん、いつまでもお元気で住んでいてね…、と願った一日でした。